歴史をひもとく
このページでは、アーユルヴェータの歴史を解説しています。
世界3大医術の1つ
いわゆるアーユルヴェータとは、サンスクリット語のアーユス(Ayus:生命・寿命)とヴェーダ(Veda:科学・知識)が組み合わさって出来た言葉になります。「生命科学」という意味をもっているのです。アーユルヴェータはインドに伝わる伝統医学で、漢方(中国医学)と並ぶ東洋医学の双璧をなすもので、ギリシア医学、中国医学、アーユルヴェータの3つを称して世界3大伝統医学と呼ばれています。古代インドを発祥として、約5千年の歴史を持ち、中国、ギリシャ、アラビア、チベットの医学にも影響を与えたと伝えられています。
紀元前から続くアーユルヴィータの歴史
アーユルヴェータは5000年もの歴史を持つインド伝統療法です。長い歴史が示すようにアーユルヴェータは完成された体系であり、情緒・体・心の健康増進を目的とした様々な要素からなるものです。仏陀の生誕が2500年前ですから、そのはるか以前からおこなわれていたことだと考えてもよいでしょう。
アーユルヴェータの起源は仏教やキリスト教が成立する以前にまで遡ります。そのため、はっきりとしたアーユルヴェータの起源はわかっていません。しかし、仏陀が誕生するはるか以前からインドの賢者であり預言者でもあるリシたちによって生み出されたと考えられているそうです。キリスト教の聖書の中には、アーユルヴェータの教えについて触れている箇所もいくつか見受けられます。
書物にも残る歴史の深さ
アーユルヴェータについての現存する最古の書物もあります。6世紀頃にまとめられた「チャラカ・サンヒーター」というサンスクリット語で書かれた書物になるのですが。執筆が始まったのは紀元前8世紀ごろだと考えられています。それは、一人の著者によって書かれたものではなく、全8巻120章から成る膨大な書物になるのです。書き記されているアーユルヴェータは、後に中国医学やギリシャ医学に大きな影響を与えたと考えられているようです。